
[The yogis magazine]Vol.3 特集は「ヨガ的ライフスタイル哲学のススメ」
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Vol.3が9月29日に発売
[The yogis magazine]Vol.3が発売になりました。今回の号は、過去2号のいいところと反省点と、【Yogini】のいいところをうまく融合できた一冊になったなと思います。
正直、過去2冊に対していろいろな意見をいただいています。【Yogini】を期待していた方達からすると、ちょっともの足りないとうつったようです。これまでは文字が多すぎると言われていたのもあり、[The yogis magazine]では、もっと「ヨガを感じる」本をつくろうとしているわけですが、そのへんのさじ加減は難しく、すくなからずの方達にとってつき合い方がわかりにくい本だったのかもしれません。
今号は過去2冊と【Yogini】がうまく融合
今号は、そうしたもやもやした部分を、いろいろくみ取りながらつくりました。結果、台割(ページの並びーー企画の並びやビジュアルのメリハリなど)も、内容も、デザインもまとまりよく仕上がったなと思います。納品された時、「あー、これいい!」と嬉しかったのです。
本が出てから編集長が「ポーズの写真がほとんどないな〜」と言っていて、あー、そうだとやっと思い至りましたが、ヨガはポーズだけではないですからね。しっかりとヨガを伝えられていると思います。
特集は「ヨガ的ライフスタイル哲学」
今回の号はどれも思い入れが強いのですが、まず特集。第一特集は「ヨガ的ライフスタイル哲学のススメ」。そして第2特集は「押さえておきたい ヨガ的学入門」。前者は「日常のマインドの在り方」「怒りや欲望とのつき合い方」「お金とのつき合い方」「人との距離感」などをヨガ哲学をベースに考えていきます。また後者はヨガ哲学のベーシックな解説です。
今回は、日本人と異なる視点、言葉で説明してくれる監修者に話を聴きたいなと思いました。そこで、マスター・スダカー(第1特集)、カウストゥッバ・デシカチャー(第2特集)にお願いしています。すると予想通り、思いがけない切り口で話してもらうことができました。日本人とは違う消化の仕方で解説してもらうと、新鮮に捉えることができ、さらに深く理解できると思います。私達も話を聴きながら、そういう展開になるのか。。。ととても興味深かったです。それと第2特集のイラストは、上がってきた時にドキドキしたほどいいものになり、本当に感動しました。
白洲次郎と禅の「今」
その他のページもかなり気合いが入っています。ヨガ的な視点でおもしろく読んでほしいのが白洲次郎のページ(ARE YOU YOGIS?)とJAPANISMのページです。
白洲次郎に関しては、なんとなくテレビドラマなどで知っていましたが、書くとなると、それだけでは無理です。今回、お題として上がってから約3週間、筆者は本を読みまくり、武相荘へ赴き、彼の人となりに今できる範囲で触れ、イメージしていきました。そして今となっては白洲次郎をまるで親戚のおじさんだったかのように近しく感じ、会いたかったな〜と立体感を持って自分の中に入り込んでいます。
JAPANISMは禅の藤田一照さんに「今とは?」という話を聴きました。これはもう、おもしろすぎた! 始めからおわりまでもうワクワクしながら話を聴きました。まあ、禅は実践あってこその禅であり、それこそが自己で、今であるということなので、坐禅をすることで初めて禅になるわけですが。文字を見ているだけでも、ヨガの哲学と照らし合わせ、本当に興味深いです。
もちろん、その他の連載エッセイや福岡伸一先生のページ、ライフスタイルに登場していただいたメイクアップアーティストのMICHIRUさんの話も、それぞれに深みがあり、ゆっくりじっくり読んでほしいです。
本作りの職人の思い
今号は言いたいことがたくさんあって、隅から隅まで読んでほしいなと願っています。本づくりも職人の仕事と同じなんです。一つひとつのページに何人もの職人がかかわってまとめていきます。だから、各ページにそれぞれの職人の思いが詰まっている。その思いが届くといいなーと思っています。
Fujisanでは定期購読キャンペーン中
定期購読をすると今号が半額で手に入るキャンペーンを行っています。数カ月に一度の発売を忘れないためにも、そしてリーズナブルに手に入れるためにもオススメですよ〜。
[The yogis magazine]Vol.3は、全国書店の他、それぞれこちらからどうぞ。