
アーサナ(ポーズ)によく付いているサンスクリット
アーサナ(ポーズ)名を覚える時に、よく出てくるサンスクリットの単語を覚えておけば、そのアーサナがどんな姿勢を目指しているのかが、なんとなくわかるようになる。ここでは、代表的な言葉を選んで紹介しよう。
Contents
アド「下向きの」
例:アド・ムカ・シュワーナーサナ。
・ムカ=顔
・シュワーナ=犬
・アーサナ= 姿勢
顔を上に向けた犬のポーズ。アップドッグのこと。
アルダ「半分」
例:アルダ・ウッターナーサナ。
・ウッターナ=まっすぐ
・アーサナ=姿勢
半分、体を起こしてヒザや背骨をまっすぐ伸ばすポーズ。上半身と下半身を半分だけ屈曲する。
ウッターナ「まっすぐ伸ばす」
例:ウッターナーサナ。
・ウッターナ=まっすぐ
・アーサナ=姿勢。
上半身も下半身も、まっすぐ伸びるポーズ。股関節から屈曲し、ゆくゆくは背骨や両脚、ヒザが伸びるように。
ウールドワ「上に向けた、上のほうに」
例:ウールドワ・ムカ・シュワーナーサナ。
・ムカ=顔
・シュワーナ=犬
・アーサナ=姿勢
顔を上に向けた犬のポーズ。アップドッグのこと。
ウッティタ「上に伸ばした」
例:ウッティタ・パールシュワ・コーナーサナ。
・パールシュワ=体側、横
・コーナ=角、コーナー
・アーサナ=姿勢
上に向かって体側を伸ばし、 脚で角を作るポーズ。
ジャーヌ「ヒザ」
例:ジャーヌ・シールシャーサナ。
・シールシャ=頭
・アーサナ= 姿勢
ヒザに頭を近づけるポーズ。
シールシャ「頭」
例:シールシャーサナ。
・アーサナ=姿勢。
頭のポーズ、つまり頭で立つポーズ。サンスクリットでは文法のルールがなきに等しいため、助詞を補いながら解釈する。
トリ「 三 つ 」
例:ウッティタ・トリコーナーサナ。
・ウッティタ=上に伸ばした
・コーナ=角、コーナー
・アーサナ=姿勢。
三つの角を作って伸びるポーズ。3方向へのバランスを取る。
パシュチマ「後ろ側、西側」
例:パシュチモッターナーサナ。
・アーサナ=姿勢。
後ろ側を、特に大胆に動かすポーズ。座位の前屈ポーズによって背面を大きくストレッチ する。
ハスタ「手」
例:ウールドゥワ・ハスターサナ。
・ウールドゥワ=上に、上に伸ばす
・アーサナ=姿勢
両手を上へ伸ばすポーズ。
バッダ「合わせる、ジョイントする」
例:バッダコーナーサナ
・コーナ=角、コーナー
・アーサナ= 姿勢
足裏を合わせて、ヒザに角を作る。
パリヴリッタ「ねじる、ターンする」
例:パリヴリッタ・パールシュワ・コーナーサナ
・パールシュワ=体側、横
・コーナ=角、コーナー
・アーサナ=姿勢。
体側をねじりながら、ヒザで角を作るポーズ。
パールシュワ「体側、横」
例:パール・シュヴォッターナーサナ。
・ウッターナ=まっすぐ立つ、上へ伸ばす、広げる
・アーサナ=姿勢
体側をまっすぐに伸ばしながら入るポーズ。立位のまま前屈する。
プラサーリタ「広げる、伸ばす」
例:プラサリータ・パードッターナーサナ。
・パーダ=脚
・ウッターナ=伸ばす
・アーサナ=姿勢。
両脚を開いてよく伸ばすポーズ。
プールヴァ「前側、東側」
プルヴォッターナーサナ。ウ ッターナ=まっすぐ伸ばす、 上へ伸ばす、広げる アーサ ナ=姿勢。体の前側を大きく 動かすポーズ。体の前側を開 くことで気分もアップ。
出典:「Yogini」Vol.76
合わせて読みたい