【編集者の目からウロコ】流派ごとのチャクラの捉え方

身近だったり、ちょっと距離があったり
チャクラとのつき合い方はいろいろ

チャクラの考え方やアプローチって、各流派によって結構違うんだな。それが取材を終えた後の私の率直な感想でした。チャクラがごく身近に語られる流派もあれば、ほとんどお付き合いがない流派もあり、グラデーションを描くように重なりあうような部分ありと、改めてチャクラを立体的な視点で見ることができました。

編集者であり、クリパルヨガ教師である私にとって、チャクラはいつもヨガや瞑想をする時に、特別に意識を向けることがない領域になります。クリパルヨガでは、「プラーナ=エネルギーの流れが整うことで、身体的・感情的・精神的な変容が自然に起こる。チャクラという枠組みの理解そのものよりも、個人の体験を尊重する」ことを重視しているからです。

もちろん、自分のヨガの実践の中で、例えば下腹部にものすごく熱い強いエネルギーを感じることや、胸のあたりに空虚な感覚があったり、反対にあたたかく満たされた感覚があったり、眉間から頭頂部にかけてクリアに輝いて広がっていくような感覚があったりなど、さまざまな体験はあります。

下腹部に熱いエネルギーを感じた時には、出産の記憶とその時の自分自身のあり方がとてもリアルに蘇ってきて、もっと妊娠中に体に気をつけてお腹の子どもを大切にしてあげればよかったという後悔の気持ちが湧き上がってきたし、胸のあたりの感覚が母との思い出につながって、本当は自分が母とどう付き合いたかったのかを深く理解したこともあります。眉間から頭頂部のクリアな感覚は、ただただ美しく満たされていました。

これらの体験をチャクラという枠組みからもう一度見ていくと、謎解きができるというか、自分の体験を再認識して、より奥行きのあるものとして受け取ることができるなと感じます。

だから、師である三浦敏朗さんの「チャクラは体験を説明するための地図のようなもの」という言葉は、私にとってはとてもしっくりとくる表現です。実際の体験が先にあって、それをどのように読み解いていくか、意味を見出していくかのツールという位置づけです。

実際に下腹部=第2チャクラを見てみると、自分の体験と照らし合わせてもびっくりするほど整合性があるし、胸=第4チャクラも、眉間や頭頂部=第6・第7チャクラもそう。チャクラの体験は人それぞれだけれど、やっぱり太古から受け継がれている感覚であり、知恵なんだなと心が躍るし、敬虔な気持ちになります。

世界を紐解いていく地図として

チャクラの捉え方は、絶対にどれかひとつが正しいという世界観ではなくて、こんな視点や表現、アプローチもあるという、豊かで奥行きのあるものでした。

記事でも出てきた、瞑想をする時にチャクラに意識を向けていくワークは面白そうだったので、早速やってみました。特定の部位に意識を向けるので集中もしやすく、チャクラ一つひとつにていねいに意識を向けていくと、下の方から上の方まで、それぞれ違った感覚を受け取ることができました。これは、とてもいい瞑想方法!

チャクラは、身体を通して世界を紐解いていく美しい地図。地図はひとつではないこと、いろいろなアプローチがあることの入り口として、この記事を読んでいただけたら嬉しいです。

 

【プロフィール】
水野千乃
編集者・ライター。クリパルヨガ教師(500時間)、フェニックスライジング・ヨガセラピー公認セラピスト。子育てで行き詰まりを感じる中でヨガの学びを深め、教師とセラピストとなる。東京都出身、現在は宮崎県最南端の串間市に家族と2匹のヤギと暮らす。一軒家貸切の宿「ミチカケ」を営み、ゲストにヨガやヨガセラピーを提供中。

 

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