Vol.3
2023.9.29発売
ヨガ的ライフスタイル哲学のススメ
ヨガにはポーズを行うフィットネスだけでなく、呼吸法や瞑想の他、よりよく生きるための指針となる哲学がある。それを現代に置き換えると、自身に本来備わっている内側の智慧に基づいた選択をし、身の回りのものや体に取り入れるものを決めていくことに通じていく。今回は、ヨガを学んできた人達、そして今後ヨガの哲学を学ぶ人達が、これからの時代を、ヨガの考えを大切にしながらも自分らしく生きていくために、生き方の指針(哲学)を見つけていく企画。自分の生き方は自分で考える、見つける。そこにこそ、自分自身のヨガ的ライフスタイル哲学の道がある。ヨガ的ライフスタイル哲学を提案する。

過去2号の[The yogis magazine]と[Yogini]がうまく融合した心機一転の一冊

今号は、「Yogini」時代から大きく変化した過去2号を読んで、もやもやした部分を感じていた読者の意見などもくみ取りながら作った一冊。結果、台割(ページの並びーー企画の並びやビジュアルのメリハリなど)も、内容も、デザインもまとまりよく整った。ポーズの写真がほとんどないが、今回はライフスタイルに立脚した、ヨガの新しい一面を前に出している。

ヨガ的ライフスタイルとはヨガの哲学を土台にして自分の生き方を確立させていくこと

第一特集は「ヨガ的ライフスタイル哲学のススメ」。そして第2特集は「押さえておきたい ヨガ的学入門」。この両者はつながっていて、第2特集で詳細に紹介するヨガの哲学を、現代のライフスタイルに落とした時の考え方を紹介しているのが第一特集という関係だ。第一特集では「日常のマインドの在り方」「怒りや欲望とのつき合い方」「お金とのつき合い方」「人との距離感」などをヨガ哲学をベースに考えていく。また第2特集はヨガ哲学のベーシックな解説。ヨガの目的とは何かを順を追って考えていくことで、ヨガの現代での“使い方”が理解できるようになるだろう。

白洲次郎のヨガに通じる考え方と、禅の教えにある「今」という在り方

なんとなくテレビドラマなどで知っている人も多い白洲次郎。激動の戦中・戦後を日本の中心で生きながら、常に俯瞰しているその視点の根底にあるのは「プリンシプル」という哲学。これは翻訳すると「原則」という意味。彼は常にその原則から外れないという意識のもとで、ものごとを判断していた。では、その原則とは? また、日本の智慧から学ぶ連載「Japanism」には禅が登場。インタビューのテーマは「今とは何か?」。実践あってこその禅は言葉から知れることは本の少しとはいえ、深い実践を重ねた師からの言葉は興味深い。

About

The yogis magazineについて

ヨガをライフスタイルに取り入れる暮らし方
ヨガを知り、発見し、感じることがテーマの新しいヨガのライフスタイル誌。ヨガの知恵を学ぶだけでなく、ヨガのある生活がいかに楽しく、人生を豊かにするのかを、さまざまな人の言葉や体験、生き様などから紹介していきます。ヨガ好きな人、ヨガを知らなかった人が、日常にあるヨガに気づいていく一冊。ヨガを深める人も納得の、本当のヨガが詰まっています。