検索

ヨガインストラクターとしての仕事の始め方とは?

実際に仕事になるのか?

 

実際のところ、200時間というのは、ヨガがどういうものかを肌で理解し、ヨガのゴールまでたどり着くにはとても短いと言える。数十年ヨガを学んだベテランの先生でも、ヨガのゴールにはまだ足りないと言い、絶え間なく学びを続けている。学べば学ぶほど、次の課題が見えてくるとも。これは、誰もが同じ思いではないだろうか。そこがまたヨガの魅力であり、ハマる理由でもあるが、200時間の養成講座を卒業する時、インストラクターとして仕事を始められるレベルには達しているのだろうか?

何をもってして「OK」と言うのか判断が難しいところだが、これは、ほぼすべてのスクール、スタジオが「卒業後」に期待していると答えている。基礎としては今できることはきちんと伝えたから、あとは自分で学びを深め、インプット・アウトプットを繰り返し、打たれ、失敗し、成功体験を重ねるなど、多くの経験をして身につけていき、徐々にレベルアップしていく必要があるということだ。

ただ、これはヨガに限らず、すべての職業で同じことが言えるだろう。プロになれるのは、その職業についてから一万時間続けてきたからこその結果だというのは、ビジネスの常識だ。ヨガの場合、仕事に就いてからは同じ空間に先輩がいないので、すべてを当たって砕けるしかないのだが、本気でヨガを伝えたいなら、飛び越えられるハードルだろう。

 

 

仕事はどうやって得るの?

 

大別すると二つの方法がある。一つは口コミ、もう一つはオーディションだ。口コミはまさに横のつながりで、スタジオに紹介してもらったり、代行のチャンスをもらって現場でアピールする方法。オーディションは各スタジオで不定期に行われる募集にチャレンジする。どちらも当然狭き門なので、何度もチャレンジするつもりで臨めばいいだろう。

また、個人で友人を集めてサークルのように指導を始め、その生徒さんが口コミで自分の友達を連れてくるという連鎖的に人が増えていく形もある(そうなれば理想的)。最近ではオンラインでクラスを始めるケースもあるが、いずれも自分自身で宣伝する方法を持ち、広めていく努力は必要だ。

インストラクターだけで食べていくのに自信がない場合でも、週末だけ、夜だけ、早朝だけといった形で、空き時間にクラスを行うことも可能だ。本当にヨガを伝えたいなら、どんなスタイルならできるのかを考えるべきだろう。

 

どんな人が集客しやすいか

 

以前、『Yogini』のインスタグラムでアンケートを取ったが、クラスに続けて通う理由は、通勤の通り道であることや時間帯などを抑えて、何よりも「先生の人柄」に魅力を感じてということだった。

具体的には、話しやすい、質問しやすい、安心できるクラスを行っているなどが、大事な要素。緊張するような空間では続けていくのはためらってしまうのは誰も同じ。自分自身を気遣ってくれ、居心地のいい空間を作ってくれる先生を、生徒さんは求めているのだ。

つまり、インストラクターとして集客し、クラスを続けていくためには、自分自身の個性を見つけ、魅力を引き出しすことや、親しみやすい笑顔が自然に出るようなオープンマインドを養うのも、大事なスキルと言える。

 

インストラクターになってから

 

前述のように、200時間学んだだけでは質の高いインストラクターにはなれない。自分のためにはもちろん、生徒さんの安心と安全のためにも、日々のプラクティスは必要だ。これは断言できる。

大切なのは、インストラクターになりたいという気持ちの質の高まり。これは大事な要素だ。なんとなくやってみたい、ではなくて、本気でヨガを伝えたい! という気持ちを持てると、積極性も変わってくる。そして、生徒さんに親身にもなれる。やりたいからこそ、何でも受け入れられる土壌ができるのだ。

 

 

200時間を卒業するということは、これからどんなインストラクターにでもなれる畑をまず耕したということ。そこに種を植えれば、大きな実りを得る用意ができるのだ。だから、200時間をかけて耕した畑で、どんな実りを得たいのか…ヨガをどうして伝えたいのか、どんな風にヨガを伝えたいのか、生徒さんとどんなコミュニケーションを取りたいのか…。自分と正直に向き合って、問い続ける必要がある。

次なるヨガの担い手になる準備は、まず200時間の養成講座受講から始まるのだ。

 

Studio+Lotus8のヨガインストラクター養成講座はこちら。