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ゴヴィンダ・カイ先生が語る「八支足のニヤマ」の深い意味とは?

ヨガ哲学の最初の一歩

 

ヨガ哲学の中でもほぼ最初に学ぶのは、『ヨーガ・スートラ』八支足にある、ヤマとニヤマではないだろうか。サマーディにたどり着くためにある八つの部門(アシュタンガヨガ/ヤマ〜ニヤマ〜アーサナ〜プラーナーヤーマ〜プラティーヤーハーラ〜ダーラナー〜ディヤーナ〜サマーディ)は、相互に関係していて、これだけをすればいいというものはもちろんなく、必ずしも一辺倒の段階でもないと多くの指導者が語る。らせん状にレベルが上がっていくイメージで、ヤマから始まってまたヤマに戻る。また、ニヤマにあるサントーシャなどは、完全に実践するにはサマーディを体験しないと難しいという話もある。こうなると、かなり混在している。

 

自分と向き合う

 

今回テーマになっているニヤマとは、八支足の道徳律の中でも、自分と向き合う部門が五つ並ぶ。ヤマは他者とのつながり方であり、ニヤマは自分とのつながり方だ。人は他人のことはいろいろ見えるのに、自分のことは見えない。だから向き合うことを避けている人が多いのが、ヨガはそもそもが自分と向き合うメソッドなので、ここは避けて通れない最初のトビラだ。

 

ニヤマの中にある五つ

 

ニヤマのトビラを開けると、さらに五つのトビラが用意されている。解釈や説明の仕方はいろいろあるが、一般的には、シャウチャ=清潔にする、サントーシャ=満足する、タパス=熱を作る、スワーディャーャ=独習する/教典を学ぶ、イーシュワラプラニダーナ=ゆだねる/自分の中の神とつながる…の五つだ。

 

ヨガは「体験哲学」

 

実は、八支足のヤマとニヤマは、この「解釈や説明の仕方はいろいろある」がクセモノだ。本当にいろいろあるのだ。編集部でもたくさんの人に話を聞いているが、十人十色。同じ単語を使っても、それをさらに深掘りすると、ニュアンスの違う答えになって戻ってくる。なぜ、こんなことが起こるのだろうか?

それはヨガが「体験哲学」だからだ。東洋において哲学とは体験ありき。逆に、体験なきところには、何の説得力も持たない。なので、言葉は後についてくる。そのために、人によって解釈が変わり、また体験があるがために深さと強い説得力がある。さらには、誰もが似ている体験はあるがために納得し、その説明によって自分の体験の意味を知り、理解し、より深めていくことができるのだ。

 

「ゴヴィンダ・ショック」

 

ゴヴィンダ・カイ先生も、自らの体験に基づいて話す。そして、その言葉が、多くの人々に稲妻を落としたかのような衝撃を与え、一気にヨガの深い海溝に突き落とされるため「ゴヴィンダ・ショック」という言葉まで生まれているほどだ。

 

そもそもゴヴィンダ・カイとは?

 

ゴヴィンダ・カイ先生は、アシュタンガヨガを、創始者であるシュリ・K・パタビジョイス氏より直接学んだ一人であり、パタビジョイス氏よりサーティファイド・ティーチャーと認められたアシュタンギだ。現在は、世界を股にかけ、各地で流派としてのアシュタンガヨガ(アシュタンガ・ヴィンヤサ・システム)と八支足(アシュタンガヨガ)の深みを伝え続けている。

パタビジョイス氏の時代は、まだ少なかった生徒がインドに集まって、創始者だからこその魂を注がれ、画一的でない体験をし、それぞれ消化し、自分の体と心と魂に落とし込んだ。それを自分の言葉で伝えてもいいと認められる。しかも、その中でもトップティーチャーの一人として。そのハードルはとても高かったのだという。だから、数年前までサーティファイドティーチャーは数えるほどしかいなかった。

 

40年を超えるヨガ歴

 

そんな中、ゴヴィンダ・カイ先生の詳しい経歴を挙げるとこうなる。

1978年にヨガを始め、1993年よりアシュタンガに専念する。1995年グル、シュリ・K・パタビジョイス師に直接指導を受けるため渡印。その後、1998年に正式指導資格を取得。2007年にはアシュタンガヨガ最大の名誉であるサーティフィケーション(グルジの正式認証)を受け、世界でも有数のサーティファイド・ティーチャーとして認められた。

これを読んでいる人の中には、1978年にはまだ生まれていなかった人も多いかもしれない。そんな長きにわたり、彼はヨガに専念し、体験を深めてきた。その言葉の深さと重み、厚みはいかばかりか。その言葉から放たれる稲妻はどんなに激しいか、これこそ体験しないとわからないだろう。

 

ゴヴィンダ・カイ先生が教える「ニヤマ」

 

彼が教える哲学は一貫して、

「なぜヨガをするのか?」

「自分の本質はどのようなものなのか?」

「人生で大切にするべきことは?」

どんな時も、この深遠なテーマに切り込んでいく。見つめられるとたじろいでしまうような、目をそらしたくなるようなパワーをもった目で、彼はそんなパワーワードを投げかけてくる。正直、おどおどしてしまう。「答えろ」と迫られたら、逃げ出したくなってしまう…。でも、向き合わなくてはいけないテーマだともわかる…わかるからこそ逃げ出したいのかもしれないが。

 

オンラインで触れられる深いヨガ

 

そんな「ゴヴィンダ・ショック」はこれまで、あまりオープンになってこなかった。それは、彼が日本にいる時間が凝縮していたために、ワークショップの機会などが少なかったからだ。しかし今、コロナ禍だからこそオンラインで、そこに触れることができる。オンラインなら、彼の強い視線を受けても耐えられるだろう。そして「なぜヨガをするのか?」という問に対して、自分の中でじっくりの考えながら話を聞くことができるだろう。

 

ゴヴィンダ・ショックを浴びるチャンス

 

ゴヴィンダ・ショックは受けたほうがいい。ヨガを続ける上で、人から問いかけられ、自分自身と向き合う時間を作るのはとても有意義だ。自分の中で漠然としていた答えと問いが浮かび上がってくるはずだ。浮かび上げられることができたら、次はそれと向き合えばいい。その問いと向き合うことが、まさにニヤマなのではないだろうか。

その時間は今後の人生を左右するかもしれない。そして、確実に大きな糧になっていく。

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