消化力の強い冬にオススメ

質の高い食材を使って、そのエネルギーをしっかり取り込むことを推奨するアーユルヴェーダ。作ってすぐのものを消化力の高い時、体を整えた後にゆっくり食べるのがオススメ。それにはヨガ後のランチが最高！

アーユルヴェーダセラピストにして料理人のKazuya先生。今回は、「abien MAGIC GRILL」で料理してもらった。アーユルヴェーダとグリルと言うと、ちょっと結びつかない印象だが、Kazuya先生によればまったくそんなことはない。

「アーユルヴェーダで大事にしているのは楽しく食べること、そして季節や時間などタイミングに合わせて新鮮なものを食べ、未消化物を残さないことです。そのために食材を選び、調理の仕方を工夫します。ホットプレートは作ってすぐに食べられるし、みんなで食卓を囲む楽しさもある。アーユルヴェーダとグリルの相性はいいですよ」

今回はイタリアンランチの提案

「冬、さらに昼は消化力が上がるため、強い消化力に合わせ、“重い食材”を食べることが勧められます。逆に消化力に合わせないで、軽いものばかり食べると衰弱してしまいます。重い食材とは冬に採れる根菜（ジャガイモ、カボチャなど）、動物性の食材（魚などもオススメ）など。質のいい食材や油を使うイタリアンランチは、ヨガをした後のすっきりした体にとてもいいんです」

五層構造で効率よく食材を熱し、油はねや余分な煙を出さない「abien MAGIC GRILL」なら片づけのわずらわしさも軽減され、安心・安全に楽しく食事ができる。Kazuya先生も「スタイリッシュで気分が上がります。全体に熱が回るのでプレート上でできることが多く、火力も２段階設定で使い勝手がいい」と太鼓判。

＜トマトバジルとモッツアレラのリゾット＞

[材料]（4名分）
・ご飯（炊いたお米）400g
・カットトマト（缶）　400g
・野菜だし（なければコンソメ顆粒）　小さじ１
・ギー（なければバター）　10g
・塩　お好みで（小1/2程度）
・モッツアレラチーズ（シュレッド）30g
・粉チーズ　お好みで（大さじ２程度）
・バジル　お好みで（5枚程度）
・クミンシード　お好みで（小１程度）

[作り方]
1：ご飯、カットトマト、野菜だし、ギーを「abien MAGIC GRILL S」に入れて混ぜ、［弱］で煮込む（水分がなくなったら分量外の水を少し足す）。
2：ご飯が軟らかくなったら、塩で味をととのえる。
3：モッツアレラチーズ、粉チーズ、バジル、クミンを散らし、チーズがとろけたら完成。
４：お好みで食べる際にギーやオリーブオイル（分量外）をかける。

＜ジャガイモのグリル＞

[材料（２名分）]
・ジャガイモ　１個
・塩　適量（小1/2程度）
・ローズマリー　（２枝 程度）
・クミンシード　小1/2
・ギー（無ければバター）　小２

[作り方]
1：ジャガイモをくし切りにして「abien MAGIC GRILL］にのせ、［強］で焼く。
2：食材に火が通ったら、塩で味をつける。
3：アルミホイルで容器をつくり、焼いたジャガイモと、ローズマリーとクミンシードとギーを入れ、「abien MAGIC GRILL」にのせる。
4：温かくなり、ハーブの香りが立ったら完成。

＜焼きリンゴとシナモン（ラム・クリーム）＞

[材料（２名分）]
・リンゴ　１個
・シナモン　1枝
・生ハチミツ　大2

（ラム・クリーム）
・生クリーム　100g
・甜菜糖　10g
・ラム酒（お好みで）小2

[作り方]
1：リンゴをくし切りにして、「abien MAGIC GRILL」で［強］焼く。
2：アルミホイルで容器をつくり、焼いたリンゴと、シナモンとハチミツを入れ、「abien MAGIC GRILL」にのせる。
3：ラムクリームの材料をボールに入れ、硬めに立てる。
4：2が温かくなったら、ラムクリームをのせて完成。

消化によくない食材はスパイスやハーブと合わせる

アーユルヴェーダでは、スロータス（体内にあるさまざまな管）を詰まらせてしまい、病気を引き起こすとされる食材がある。そのため、未消化物（毒）を作りやすいものや、消化に重いものにはスパイスやハーブを組み合わせて質を変えることで、さまざまな料理に用いる。

アーユルヴェーダで勧められる食材とスパイスの代表的な組み合わせ

・リンゴ+シナモン
・リンゴ+ギー
・キノコ+クミン
・ジャガイモ+クミン
・ジャガイモ+ギー
・トマト+クミン

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写真＝中島聡美　構成・文＝大嶋朋子（Lotus8）