
[The yogis magazine]Vol.6は食事について考えてみた!
ヨガする人の食事について考えてみた
7月30日に発売になった[The yogis magazine]Vol.6。【Yogini】時代からずっとやりたかった、でもやれなかったイラストの表紙となりました! エビ、魚、ピザ、肉、パスタ、トマト、ワインなどなど、食が並ぶ真ん中の女性はポーズをしていて、それがピンク地という強烈な色と相まって、とっても印象的なデザインとなりました。そして、合わせて見ていただきたいのは裏表紙。さりげなくヨガしてるんですよね〜。
今号のテーマは「ヨガする人の食哲学」です。よく言ったり聞いたりしますよね。「体も心も食べる物からできてるんです」って。じゃあ、その食事、結構大事な項目です。ということで、食事について深めていくことにしました。
ヨガをする人は何を食べればいいの? 食事は体にどう影響するの? じゃあ、どんな食材、食品を選べばいいの? 体と心はどうしていいものが必要なの? いいものって何? などなど、いつものようにさまざまな角度から取材し、深めています。
私達はどう生きるのか。。。の食事編です。
印象的だった言葉
ここからは、今号の本の中のあちこちにちりばめられている印象的な言葉を紹介していきます。
「私達は時計の時間で生きていますよね。その時間というのは、物と物、人と物、人と人など、二つのものがとけ(溶)あうま(間)をいうのです(時とは溶けるから生まれた)。芋を茹でる時、人間の都合で強火にしてもうまくいかないけれど、芋の時間に合わせてやれば、お芋は気持ちよさそうにしてきれいに茹で上がります。何分茹でるというのは、その時々で変わるんです」(土井善晴/料理研究家/「そもそも食べるってどういうことですか?」)
「食に意識を向けると『体が存在している意味』が理解できるようになります」(木下阿貴/ヨガ講師/「食との向き合い方の哲学(ヤマ・ニヤマ)を考える」)
「よく噛むことや食べる順番、時間、量を考え始めて自分と向き合うことで、免疫力が上がった気がします。短い時間でも睡眠が深くなったり、翌日の体調が変わったり。食は自分のマインドとつながっていて、腸と脳がリンクしているなと思いました」(TAMAO/ヨガ講師/「沖縄に来て野菜や生き物など命をつながりを見せてもらっています」)
「食事は生命。自分の生命や、次の生命につながることともいえると思います」(秋山紫穂/ヨガ講師/「食に対する思いは、動物や戦争、政治などに対する思い、意識と同じなのです。“すべては一つ”なのです」)
「みんなで一緒に食べると結束力が高まるんです。だからみんな仲良し。食事はつながる力がとても大きいんです」(長島千比呂/ヨガ講師/「自分にとっていいものがいい。自分を窮屈にしない食事を楽しみたい」)
「(インドでは)誰が料理を作っているか、キッチンの人のこともすごく気にするところ。その人のエネルギーが料理に宿るから、例えば不健康になったり、家族がケンカするようになったら、料理をしている人を疑ったり、変えたりするぐらい」(タルン・シェクハル・ジャ/ヨガ講師/「手を使うのは料理をきちんと見て食べるため インドではご飯は神様です」)
「どのような地球環境を、次やそのまた次の世代に遺すかは、今を生きている私達の責任であり、同時に権利でもあるということとも、無縁ではありません」(落合恵子/作家/「サステナブルなプラントベースライフ」)
「その時に一番おいしい旬の食材を、丁寧に料理し、しっかりと味わうことは、命をムダにしない行為です」(河口智賢/僧侶・典座/『毎日の食事が喜びに変わる「いただきます」)
「動的平衡は自分の中で新しい細胞、たんぱく質を作り出すので、外から入ってくる栄養素は、すべて自分の動的平衡に参画するものでないと困るわけです。(中略)人工物を体に入れるのは、長い目で見ると動的平衡を損ね、負担になるのです」(福岡伸一/生物学者/「命とは何ですか?」)
“ヨガ的食材と調味料”カタログ!
編集部よりすぐりのカタログを作ってみました。集めてみてわかるのは、今の食事を見直そうと思った時、調味料から変えていくと、土台が整うんだなということ。自分に合いそうなものをいろいろ試してみて、選んでいく。この「選ぶ」が食事には大事なことなのだと思います。
「食品表示の読み方」という記事も絶対お見逃しなく。これは1pに集約しているけれど、かなり重要なことがギュギュッと詰まっています。
とにかく、一生と関わってくる、家族みんなに関係してくる、次の世代、として環境や社会のつながりとも関係してくるのが食です。今号もじっくり味わって下さい!
[The yogis magazine]Vol.6 ¥1,650
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