東京スタジオ【2025.12/29-30】『ラディカル・ラブ 〜サティシュ・クマール巡礼の旅』再上映
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平和を訴えるために13000kmを歩き続けた
サティシュ・クマールという人を知っているだろうか? 彼は、世界的に知られた平和活動家。「平和」と「愛」のために、その意志を貫いている人だ。
1936年インド生まれ。今年の夏で89歳になる彼は、9歳で出家し、ジャイナ教の修行僧になったが、18歳で還俗。マハトマ・ガンディーの思想に共鳴し、大学生の時に、2年半かけて、アメリカの首脳に核兵器の放棄を説くために、1万3000kmの平和巡礼を行った。

お金は一切持たない。その行為がもたらすもの
この時、彼は一切のお金を持たず、歩いて国境を越えた。お金を持たないということは、乗り物に乗るどころか、食事さえままならない。また、彼はその行程で隣国のパキスタンを通る必要があったが、インドとパキスタンは敵対しているため、命の危険もあったのだ。
彼はいう。
「私がもしインド人としてそこへ行ったら、私はパキスタン人に出会ったでしょう。私がもしヒンドゥー教徒として行ったら、私はイスラム教徒と出会ったでしょう。でも私はそこへ人間として行き、人間に出会ったのです」
「さまざまな困難が起こった時、私はすべて受け入れるのです。自分自身を信頼すること、そして人を信頼すること。信頼さえあれば、彼らはあなたを助けてくれます。ですから、心の中に勇気と信頼を日々、育てて下さい」

サティシュ・クマールの説く「愛」
『ラディカル・ラブ 〜サティシュ・クマール巡礼の旅』というドキュメンタリー映画は、彼の人生をたどり、ライフスタイルをありのままに紹介することで、彼の人となりと考え方、彼の生き様を淡々と映し出していく。
彼は、母親との関係、そしてジャイナ教、それからガンディーの思想などから、どの土台を形成されたのだが、それ以上に大きかったのは、さまざまな場所へ赴き、たくさんの人と対話し、人を愛し、人とつながってきたことだと、映画が進むにつれわかってくる。
ラディカル・ラブというのは、日本語にすると「根源的な愛」。
「ラディカル・ラブで、最初にしたいのは自分自身を愛することです。自分自身を愛せて、初めて人を愛せるようになるんです」
「根源的な愛を実践するのはやさしいことではありません。でも、できないことでもないんです」

ヨガをする私達だからこそ染みる
ヨガをする人は、彼の言葉にヨガを見つけるだろう。実際に彼に会えなくても、“彼の言葉”を聞くことは重要だ。心に響く言葉は、体に染み渡っていく。そのひと言、ひと言がきっと、私達の人生を明るく変えていってくれることになっていくのだと思う。映画はその“言葉”を受け取ることができる、大事な時間になるだろう。
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【上映会】
『ラディカル・ラブ 〜サティシュ・クマール巡礼の旅』
12月29日 14:30-
12月30日 14:30-
*2回上映します。
【場所】
Studio+Lotus8 東日本橋スタジオ 1F
*床に座っての鑑賞です。ボルスター、ブロック、ブランケットは貸し出し可能ですが、数に限りがあります。
【料金】
1,500円(ミネラルウォーター付き)
【申込】
