Reason01. 1952年、SARAYAの歴史は感染対策の手洗いから始まった

1952年、日本では赤痢が流行し、国を挙げて対策が行われた。赤痢は細菌による感染で、人体へはウイルス同様、口の中から入る。口へは手から運ばれることが多い。

『SARAYA』では、赤痢予防として手肌と環境に優しいヤシの油を原料とした石けん液に殺菌成分を配合し、手洗いと同時に殺菌・消毒ができる日本初の薬用石けん液を開発。石けん液を衛生的に供給する「押出・押上式」容器とともに提供した。

以降、衛生のエキスパートとして、日本はもとより世界でも知られる存在に。今では医療現場や公共施設、家庭で『SARAYA』の製品が尊ばれるようになっている。

現在にも通じる標語は当時のもの

学校や公共施設のトイレで見かける緑の石けん液と容器は『SARAYA』のものだった！　どの時代にも有効な手洗い、うがいの励行を、研究機関のエビデンスを基にさまざまな形で訴えている。

Reason02：今や世界にも広がるSARAYAの衛生を、家庭へもフィードバック

少し前まで『SARAYA』という名前を知る人は多くなかった。独自で国内有数の研究施設を持つ上に、国内外の研究機関や大学との提携などにより最新の研究結果やエビデンスを多く持つ『SARAYA』の製品は、プロユースとして、医療や福祉、食品衛生など“プロの現場”がメインの市場だった。

しかも、そのレベルは、世界基準と言えるほど。現在は一般家庭への供給も増えているが、それらにはプロの現場で培ったノウハウが反映されている。

さまざまな消毒剤が出回ったコロナ禍において、確かな品質の衛生製品を私達は選ぶことができるのだ。

『SARAYA』の事業には三つの柱がある。石けんや洗剤、消毒剤などを医療機関や食品工場、公共施設などへ提供する「衛生」、そして本誌も「HappyElephant」でおなじみの「環境」、「ラカント」などの食品を含む「健康」の三つ。中でも「衛生」は創業時からある主流だ。

石けんで正しく手を洗うと、下痢や肺炎など病気の75％の罹患を遠ざけ、100万人の子ども達の命が守られる。『SARAYA』は、手洗いの習慣のなかったアフリカ・ウガンダで、2010年より「100万人の手洗いプロジェクト」をスタート。

手洗い設備の設置、手の洗い方の啓発、手洗い習慣化の市民への普及活動などを行う。

また、病院での手洗いの徹底、器具の消毒促進の働きかけ、現地雇用による工場での消毒剤の生産も行う。それにより、外国からの寄付に頼るのではなく、ウガンダ国民の自立を目指している。

手洗いの啓発や設備の設置で衛生環境が格段に改善されている

子ども達の命を助ける手洗い場の設置後は、現地で修繕、補給などができるように指導する。ウガンダでは手を洗うことが「SARAYAする」という言葉に。

このコロナ禍でアルコール消毒剤の使用回数が増え、手荒れに悩む人が増えた。荒れた手は、消毒剤が非常に染みる。そのため消毒を避けるようになり、消毒が雑になる。

そこで、『SARAYA』は消毒成分の効果を損なわず、手肌の潤いを守ることができる独自処方を開発。頻繁に手指の消毒を繰り返すプロの現場でサラヤ製品が選ばれるのは、性能と優しさが両立しているからなのだ。

手洗いで多くの病気を予防できる。しかし手洗いがストレスになることも。その改善のため、手荒れを防ぐ製品を開発。

コロナ禍での感染経路は実は家庭にもあった。それが玄関から手洗い場までの道のりだ。

帰宅後、洗面所へ直行したとしても、ドアノブ、電気のスイッチ、蛇口はどうしても触ることになる。

実はここにウイルスや細菌が付着することがわかっている。下の写真の白いところには実際に手が触れてウイルスや細菌が付着しやすい場所。ウイルスや細菌を持ち込まない、広げないために、帰宅直後の玄関消毒を習慣にしたい。

「ハンドラボ」は、一般的なアルコール消毒剤では効果が少ないと言われるノンエンベロープウイルスを含む、幅広い種類のウイルスや細菌に対応する、効果の高い酸性アルコール消毒剤だ。手荒れに配慮したうるおい処方も搭載。ジェルタイプとスプレータイプがあり、好みや場所で使い分けられる。

ラベルを外せば、インテリアにマッチするシンプルなボトルに早変わり。